トルコのマラティアという町にある村で織られた手織り絨毯です。
染色をせずに羊毛の色をそのまま活かしたナチュラルな風合いをベースに、切手シート的な楽しさがつまった可愛らしい一枚です。
邪視除け(眼やS字フック)や、子孫繁栄(水差し)、豊饒(小麦の穂やドラゴン)など、幸せへ繋がる願いが織り込まれています。
多色使いでありながらも調和が取れた心躍るような絨毯の文様の中に、織り手の女性の朗らかさや内に秘められた将来に対する
前向きな想いを垣間見ているようで、見ている側も明るい気分にさせてくれるような力と優しさが感じられます。
ウールの柔らかな肌触りが心地良く、一年を通して快適にお使いいただけます。
マラティアは海外からの観光客がほとんどいないため、自然豊かでオスマントルコの面影や文化が残っています。
マラティアの村
イランに近い地域のためギャッベと少し似ている雰囲気も感じられますが、ギャッベとは異なる技法で織られており、ダブルノット方式(二重結び)と呼ばれるトルコで主に用いられる結びの技法で織られています。