トルコのマラティアという町にある村で織られた手織り絨毯です。
鮮やかで深みのあるグリーンは、まるで青々と茂った牧草地のようです。草木染めで染められた深みのある優しいグリーンが
家の中でも自然を感じさせてくれ、癒しと安らぎを与えてくれます。
グリーンは緑色が直接採れる植物がないため、藍から採れる青色と、モクセイソウやカモミール、サフラン等から採れる黄色の
染料を重ね合わせて染められます。そのためグリーンの中にも、黄色がかったグリーンや青色がかったグリーンが見られ、
草木染めならではの染めむら(アブラッシュ)がよりいっそう味わい深く感じられます。
シンプルで素朴なデザインの中にも、幸せや豊穣(6角形の星)や魔除け(S字フック)、子孫の繁栄(生命の樹)などの
モチーフがポツポツとかわいらしく散りばめられ、家族の幸せを願う想いがたくさん込められています。
ウールの柔らかな肌触りが心地良く、一年を通して快適にお使いいただけます。
マラティアは海外からの観光客がほとんどいないため、自然豊かでオスマントルコの面影や文化が残っています。
マラティア
イランに近い地域のためギャッベと少し似ている雰囲気も感じられますが、ギャッベとは異なる技法で織られており、ダブルノット方式(二重結び)と呼ばれるトルコで主に用いられる結びの技法で織られています。