トルコのマラティアという町にある村で織られた手織り絨毯です。
永遠の繁栄のシンボルである「生命の樹」は天へ向かってまっすぐ伸び、豊かに広がった枝からはたくさんの花が咲いています。
その周辺を囲むボーダー部分には、トルコの国花であり幸せを呼ぶ花といわれるチューリップが彩りを添えています。大地から
天に向かって伸びる2本の樹はいつのまにか1本の樹となり、さらに幹を太くし、枝を増やして、ますます大きくなっていくようです。
内陸の乾燥した厳しい風土で生活する人々が、生き生きとした緑豊かな木々や、鮮やかな色彩をもつ花への憧れを込めて
織り上げたように、私たちの生活の中でも、木枯らしの吹く秋や寒さの厳しい冬には、新緑の季節の鮮やかな情景を感じさせ
心と身体を温めてくれるでしょう。もちろん、冬だけでなく、夏でもサラリと涼しく使用いただけます。
ウールの柔らかな肌触りが心地良く、一年を通して快適にお使いいただけます。
マラティアは海外からの観光客がほとんどいないため、自然豊かでオスマントルコの面影や文化が残っています。
マラティアの村
イランに近い地域のためギャッベと少し似ている雰囲気も感じられますが、ギャッベとは異なる技法で織られており、ダブルノット方式(二重結び)と呼ばれるトルコで主に用いられる結びの技法で織られています。